脊柱管狭窄症のリハビリについて

脊柱管狭窄症のリハビリ

脊柱管狭窄症の症状は歩いているうちに足に強い痛みや違和感を感じて長時間歩き続けられないという症状が出てきます。

 

年を取ったから当たり前のことと思われる方もいるでしょうが、実はこの病気は、名前の通り脊柱管という背骨の中を通っている神経管のことで、主に痛みを感じる神経が通っています。

 

この部分が先天的な異常や変性すべり症、

椎間板ヘルニアなど様々な病気や加齢による老化に

よって圧迫されると、中の神経を刺激して必要以上の痛みや

違和感を感じることになってしまいます。歩きづらくなるという

症状の他、仰向けに寝ると足がしびれたり、痛みが強く

て腰を後ろにそらせないといった症状が現れることもあります。

もし病院を受診して脊柱管狭窄症だと診断された場合、現在の日本の現状は投薬治療や外科的な手術など様々な治療を行うことになります。リハビリを行うことでさらに症状を改善することができます。リハビリ方法は専門的な知識や設備が必要なこともあるので、自己流ではなく必ず専門家の指示の下で行うようにしましょう。

脊柱管狭窄症リハビリの牽引療法

脊柱管狭窄症のリハビリ方法として最もポピュラーなのが、腰椎牽引器という専用の器具を用いて行う牽引治療です。この方法では、腰を引っ張ったり緩めたりする動きを繰り返すことで圧迫されている脊柱管を緩和し、神経への刺激を弱めて痛みなどの症状を現れにくくすることができると言われていましたが見解が変わりつつあります。

 

牽引療法は昔は一般的な治療法でしたが賛否両論で進めない先生も多いです。福岡自律神経カイロプラクティック整体では勧めていません。症状が重かったり、痛みが激しい時に行うと逆効果になってしまうためです。

 

具体的な牽引のやり方としては、患者の体重の1/3から1/2ほどの力で腰に負荷をかけます。1回の施術あたり約10分から15分程度実施することが多く、脊椎の病気やガンなどの悪性腫瘍、骨粗鬆症の方は施術することができないので注意しましょう。もし該当している場合は、事前にきちんと担当の医師や治療の専門家に伝えておくことが大切です。自分から申告しないと分からずに実施してしまう危険性もあるので、よく注意しておきましょう。

 

脊柱管狭窄症リハビリの電気療法、温熱療法

牽引以外では、電気療法、温熱療法や光線療法などのリハビリ治療も広く行われています。

これは、電気、熱や光などを用いて物理的なエネルギーを患部に加え、血行を良くして筋肉の緊張をほぐすことを目的としています。

 

一見、脊柱管狭窄症の痛みと筋肉の緊張は関係が無いように思えますが、実は筋肉が異常に緊張し続けていると痛みを増してしまうことに繋がるのです。

このため、痛みを軽減するにはまず緊張しきっている

筋肉を柔らかくしてあげることが重要なのです。

 

具体的な治療方法ですが、温熱療法ではホットパックと呼ばれる湯たんぽのような温かい器具を患部に乗せて行います。血流改善効果が高く、脊柱管狭窄症だけではなく筋肉痛や打撲など他の病気の治療にも幅広く取り入れられています。光線療法では、出力の弱い微弱なレーザーを用いて局所的に患部を温め、温熱療法と同じように血流を改善させます。

脊柱管狭窄症リハビリのワンポイントアドバイス

このようにリハビリ方法には様々なものがありますが、せっかく治療を行っていても症状を悪化させるような生活習慣をしていては元も子もありません。

 

治療の効果を最大限発揮するためにも、症状を軽くするための行動を取るよう心がけておきましょう。そのために大切なのは、まず患部に負担のかかる姿勢をしないということです。

 

頸椎に症状があるなら、首に負担のかかる猫背や

長時間うつむきがちで行う作業などは避けるようにします。

 

腰椎の狭窄症であれば、背中を反らせるとますます脊柱管

が圧迫されてしまうので絶対にやってはいけません。

 

 

また、狭窄症を発症すると、痛みのためにあまり動けないので家でじっとしている人が多くなります。安静にしていると確かに痛みは感じないのですが、そのままでは日に日に筋肉が衰えてしまい、ますます症状が悪化して最悪の場合寝たきりの介護生活になってしまう可能性もあります。

 

また、筋肉が衰えてしまえばリハビリを行おうにもうまく行かず、せっかく手術を行っても効果があまり得られないこともあります。

 

こういった事態を防ぐため、一歩も動けない程の痛みでない限りは積極的に運動を行うようにしましょう。とは言っても歩くと負担が大きいので、自転車でゆっくり近所を回ってみたり、手押し車を使って負担を軽くしながら運動すると良いでしょう。

 

脊柱管狭窄症はぎっくり腰などとは違い、安静にしていれば自然に治るというものでもありません。積極的に運動すると回復を早めることができますが、自己流でやっては悪化させてしまうリスクもあるので、必ずどのような運動が良いか担当医師などに相談して、適切なものを取り入れるようにしましょう。

 病院で治らない脊柱管狭窄症を手術なしで解決する方法はこちら

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