脊柱管狭窄症とはその名の通り脊柱管と呼ばれる器官が様々な原因で狭くなってしまい、神経や血管などを圧迫して痛みやしびれといった症状を生じてしまう病気のことを言います。

 

ひと口に脊柱管狭窄症と言っても、細かく見ると3種類に分けられます。

 

 

なぜこのように脊柱管が狭くなるのかということですが、その原因としては生まれつき脊柱管が細い先天性のものや、椎間板ヘルニアなど他の病気が悪化したために発生した後天性のものなどが考えられます。

 

 

先天性の場合は、成長するにつれてどんどん脊柱管が正常な人より狭くなってしまうため、症状が現れやすくなります。

 

後天性は、他の病気だけでなく腰椎に手術を受けた場合、事故などで怪我を負った場合なども症状が現れることになります。

 

ある程度年齢を重ねた中高年層に多く見られることから、加齢による病気などが原因だと考えられています。腰部脊柱管狭窄症にはなりやすいタイプの人というのがあり、腰に大きな負担がかかるスポーツや仕事をしていた人、一日中パソコン仕事をするなど同じ姿勢でいることが多い人などが該当します。

 

こういった人は腰や周辺の筋肉の血流がスムーズに流れにくくなるため、血流障害を起こすことも原因の一つとして考えられます。年齢で言うと50歳から80歳くらい、性別で言うと女性より男性のほうが発症する割合が多くなっています。

 

また、腰部脊柱管狭窄症の症状が出る原因は、西洋医学と東洋医学でやや異なった見解も持たれています。

 

西洋医学の場合は、脊柱管のゆがみや圧迫といった形状の問題で生じていると判断されていますが、東洋医学の場合は脊柱管が狭くなった部分で発生した血流障害によって様々な症状が現れていると考えています。

 

血流障害とは名前の通り、私たちの血管を流れる血液の流れが滞ったことによる障害で、老廃物がたまったり必要な酸素や栄養がスムーズに細胞に運ばれなくなってしま

うことで様々な不調が現れることが知られています。

 

 

東洋医学では、腰椎周辺の血流障害や、それによって神経がダメージを受けたことなどで痺れや痛みといった脊柱管狭窄症の症状が現れていると言われています。このため、西洋医学のように姿勢を正すリハビリやコルセットによる矯正など形状的なケアを行うことよりも、まず血流改善を主な目的として治療が行われることになります。漢方薬などを用いて無理なく血流や体質を改善させ、結果的に痛みなどの症状を緩和しようとしています。

 

 

西洋医学も東洋医学もそれぞれの見解と治療方針を持っているので、自分がどちらのやり方を信頼して選択するか、しっかりと調べて検討する必要があります。

 

 

このように、脊柱管狭窄症の原因には西洋医学や東洋医学の観点から見ても様々なものが考えられます。いずれにしても、症状を感じたら放置しておいてもなかなか自然に良くなることはありません。むしろ放置すればするほど症状が悪化して、最悪の場合は痛みのために一歩も歩けないという事態にもなり兼ねません。

 

 

ここまで悪化してしまえば治療も難しく、投薬やリハビリだけでは完治させられずに外科的な手術を受けなければならなくなります。手術をするとなると非常も数十万円かかりますし、入院期間も数週間は見ておかなければなりません。仕事をしている人であればその間仕事に穴をあけてしまう事にもなり、周りの人にも大きな迷惑をかけてしまいます。こういった事態を招かないよう、違和感を感じたらできるだけ早く医療機関を受診し、医療機関に相談して適切な治療を開始するようにしましょう。

 

 

脊柱管狭窄症手術をするリスクと費用を知りたい方はこちら

 

 病院で治らない脊柱管狭窄症を手術なしで解決する方法はこちら

⇒福岡自律神経カイロプラクティック整体

福岡県福岡市南区塩原4-2-5

092-555-4220（完全予約制）